つぶれた後輪を見て思うこと。(北海道1周24日目)

静かな朝

今朝はかなり早く起きた。天気も悪くない。
人気がないとはいえ、ここで長居はできなかった。

颯爽とテントをたたみ、コンビニを目指す。
昨日は気づかなかったけれど、
球場近くでコンビニが三つ巴してる。
個人的にはセイコーマートを応援したい。
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もう少し西に行った所にイートインがあるセイコーマートがあるらしいので、そこを目指す。
朝食はすでにテントで食べていたので軽く甘いものを食べてひたすら旅の記事を書いた。
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セイコーマートのコーヒー結構おいしいかも。


長めの一服を終えライドオン。
今日はここから苫小牧まで目指す。


日高にて、後輪つぶれる。

難所を超えたおかげか、いいペースで走れていた。

お昼を日高のセイコーマート 門別緑町店で済ませた後、川を超えた先で後輪の様子がおかしくなった。

パンクらしい。

前輪がパンクした時点で

後輪もいつかなんかあるかもな

とは考えていたので、動揺することはなかった。

パンクの原因を調べてみると、何かが刺さっているというわけではなさそうだった。空気入でチューブを膨らましてどこがパンクしているのか探してみたら、かなり小さな穴が開いているのを見つけた。
これくらいならパッチ当てれば済むと考えていたときに前回のパンクを思い出した。

そういえば、この後にチューブが破裂したな。

そうなったら二度手間になるだろうし、そういうリスクを抱えて走るよりかは、チューブを変えた方が良いような気がした。

チューブはあと一つ。

もう当分チューブチェンジはできない。



よし、変えよう。


次にチューブ交換が必要になるならそれも運命だと思って早速作業に取り掛かろうとした。

ただ、残念なことにラジオペンチを買っていなかった。
前回のパンクの時、手ではチューブを外すことができなかった。この部分が固まっていたから。
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幸い、近くにマックスバリューがあったのでラジオペンチは簡単に手に入った。

というか、パンクしたのが、比較的町の中でよかった。

かなり幸運すぎる。
もう運にはあやかれないだろう。


マックスバリュでラジオペンチを買い近くのローソンにてパンク修理。
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今回は前回と違って落ち着いて処理できたと思う。
ただ、チェーンをかませてタイヤを戻すのに手間取って思っていたよりも時間がかかってしまった。

何とか無事に直せたので、炭酸を買って一呼吸置くことにした。
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飲みながら

岩内で出会ったあのアニキも

落ち着いて対応すれば、とりあえず何とかなる。

っていっていたなあとしみじみ思い返していた。今回それをみをもって体験したのは大きかったと思う。
あの岩内で出会ったアニキは生きる教訓なのかもしれない。

ローソンにお礼をいって全快のライドオン。
目指すは苫小牧。
途中で見えた工業地帯の風景
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すごくきれいに見えたけれどあれは苫小牧か?


夕方付近になり風向きが向かい風になり始めたころ、ようやく苫小牧についた。

とりあえず一安心かと思ったけど、苫小牧はかなり大きい街だった。目をつけていた温泉が苫小牧西側の端の方にあるため、町に入ってからもかなり漕いだ。

苫小牧温泉ほのか着

比較的大きめのデイスパ。
特にこれといって何がすごいということはないけど、温泉がいくつもあって露天風呂にはテレビもついていた。
かなりゆっくり入って疲れを癒した。
この旅も大分終盤に差し掛かってきたなあとぼんやり考えていた。たくさんの出会いや幸運もあって、もちろんトラブルは日常的に起こっていたけど、それでもここまで来ることができたのだ。走ることにもだいぶ慣れた。

路側帯を走っていると

◯◯まであと何㎞とか、◯◯から何㎞とかの標識があって、ご丁寧に1㎞ずつに設置してある。最初は便利だなと思っていたけど、徐々に標識は気持ちを左右するものに変わっていった。朝、標識を見てみれば、目的地までだいたい100㎞とかその周辺の数字が書いてあって、進んでも進んでも1㎞ずつしか数字は減らないから60㎞ぐらいを切るまではずっと苦痛ですらあった。

まだここか、まだこれくらいしか進んでいないのか

標識を見るたびに時速18~20㎞くらいしか走れないのが煩わしくなってくる。
それでも、
のんびり行こうとか
休み休みいこうとか
自分に言い聞かせてじっくり進んできた。
3~40㎞付近の標識になるとぐっとやる気が出てくるので疲れていてもわりと爽快に進める。
それをひたすら毎日繰り返している。

パンクを直している時、後輪のタイヤをよくよく観察してみると、道路に接する部分の溝が大分すり減ってしまっていた。徐々に溝がすり減っていってるとは思っていたけど、ここまですり減っているとは思わなかった。後ろだけにキャリーを積んでいるから、より負荷がかかっているのだろう。
何があってもこの自転車であの函館駅にたどり着きたい。
自然とそう思うようになった。

もう難所はない、あとは函館駅に着くだけ。

温泉に浸かりながらそんなことを考えていた。


上がりの一杯
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効っ!
これが走れる原動力だったりする。


夕飯は温泉の近くにあったラーメン屋で食べて
そのまま近くの公園でテントをはって寝ることにした。



本日の進んだ距離は101㎞
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しばらく。でした。

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